前回の続きです。
漠然と、自作パソコンのイメージが決まってきたので、何種類か、PC構成パーツを考えて行きたいと思います。
自作PCを考える時に悩む3つのこと
CPUは、インテル、AMD、どちらを選ぶか?
CPUをまず初めに決めることが一般的です。インテルにするか、AMDにするか、迷います。
OSにWindow10、何か特定のソフトを動かすのが決まっているのであれば、インテルのCore iシリーズが選択の優先でしょう。
インテルプロセッサで動くかどうか、Windows10が動作する環境で、各ソフトメーカーは、大抵、動作チェックをしています。
ただ、インテル、AMD、同等スペックのCPUの比較検討した時、AMDのCPUは、インテルより、コストパフォーマンスが非常に優れているのに驚かされます。ソフトの動作確認よりも、自作PCユーザーは、思わず、購入の選択肢に入れてしまいます。
Windows 10で動作確認がとれている環境が、キーポイントとなり、そこが、CPU選びの難しいところです。
PCケースは、どんなサイズがいいか?
自作PCといえば、基本、ミドルタワーでしょう。
登載するパーツのサイズに気を付けなければいけませんが、ハイクラスのCPUで使う、大型FAN、大型ヒートシンクなど搭載が可能です。FAN数が3連あるハイエンドビデオカードも拡張可能だと思います。
最近は、5インチ、3.5インチオープンベイの登載の数が少ないものも多く販売されています。オープンベイが無いタイプもあります。ブルーレイ、DVDの光学ドライブやカードリーダーなどをオープンベイに搭載しなくても、必要に応じて、USBドライブを、使う時にUSB端子にプラグして、使い終わったら取り出しという、ノートパソコンのような流れが、自作デスクトップでも一般的に広まっています。
PCケースの種類は、大まか、フルタワー、ミドルタワー、ミニタワー、キューブ型、Mini-ITXケースでしょう。
PCケースに入るマザーボードの規格は、E-ATX、ATX、Micro-ATX、Mini-ITXとありますが、それ以外に特殊規格のマザーボードもあり、専用PCケースでないと取り付けられないマザーボードもあります。
- Mini-ITXケースは、Mini-ITXマザーボード。
※Mini-ITXマザーボードは、メーカーによって、Mini-ITXケースに取り付けできないタイプもあります。要確認です。 - キューブ型ケースは、Micro-ATXマザーボード。
※Micro-ATXマザーボードは、メーカーによって、キューブ型に取り付けできないタイプもあります。要確認です。
※Mini-ITXマザーボードしか入らないキューブ型ケースもあります。要確認です。 - ミニタワーケースは、Micro-ATXマザーボード、Mini-ITXマザーボード。
- ミドルタワーケースは、ATXマザーボード、Micro-ATXマザーボード、Mini-ITXマザーボード。
- フルタワーケースは、ATXマザーボード、Micro-ATXマザーボード、Mini-ITXマザーボード。
※E-ATXマザーボードはフルタワーケースでも取り付けできないことがあります。ハイエンドゲーミング系マザーボードには、E-ATXタイプが存在します。要確認です。
PCケースを選ぶ時は、購入先のPCパーツショップに相談しようと思います。候補に挙げるPCケース、CPU、ビデオカード、拡張カード等、電源、登載させるドライブ類をあげれば、親切に教えてくれると思います。
マザーボード選び
自作PCユーザーの最大の関心は、マザーボード選びだと思います。
どのメーカーを選ぶか、CPUは何に対応しているのか、どのチップセットを選ぶか、マザーのサイズは何を選ぶか、登載された機能はどうか、メーカーサイトで購入対象となるマザーボードのスペックを綿密にチェックします。
購入するCPUが決まれば、ASUS、ASRock、GIGABYTE、MSIの4メーカーのサイトのマザーボードカテゴリーで、チップセット別、あるいはソケット別に製品一覧を見ていきます。ゲーミング系、高機能系、高耐久系、スダンダード、バリュータイプと、一通り製品をピックアップします。
まずは、購入予定のCPUがマザーボードに対応しているかです。チップセットとソケットで判別はできますが、CPUのリフレッシュ版や、対応予定のCPUなど、BIOSが非対応なら、そのマザーは使うことができません。
購入予定のマザーボードに搭載されているBIOSは、購入予定のCPUに対応するのかどうか、メーカーサイトのCPU対応表をチェックします。BIOSバージョンが古いのであれば、最新版にBIOSをアップデートすればいいと思います。ただ、購入した後にそのマザーボードをどうやってBIOSをアップデートするのか?
BIOSのバージョンは、購入時、確認することができません。購入した後、購入予定のCPUに対応していなく、画面もブラックアウトしたままだと、登載BIOSも非対応の可能性があります。メモリーの相性なのか、電源や、ビデオカードの不具合なのか、マザー自体の初期不良なのか。別途、初期バージョンのBIOSに対応したCPUを用意しなければいけないのか。
パソコンが起動しない。何の不具合なのか。瞬く間に、原因追求のループにはまってしまいます。
少なくとも、CPUとマザーボード、CPUにグラフィック機能が無い場合はビデオカード、登載予定のメモリー、マザーボードを選ぶ時は、購入先のPCパーツショップに、まず相談です。購入する前にオプションで、BIOSアップデートを有料で行ってくれるPCパーツショップもあります。