前回の続きです。
ベーシック、スタンダード、ハイエンドと3つの自作パソコンを空想すると、前回のブログで決めました。今回は、ベーシックな性能の自作PCを考えていきたいと思います。
ベーシック
・CPUは、内蔵グラフィック登載タイプ。インテル Core i3 or AMD Ryzen 5。
・CPUFANは、CPU BOXの付属品。
・メモリー容量は、4GB or 8GB。
・ビデオカードは非搭載。
・ストレージは、SDD、120GB or 240GB。
・電源は、400Wから550Wまでの間。
・PCケースは、ミニタワー。
・OSは、Windows10 Home。
自作パソコンを空想する #3 ~自作PC構成とBTOパソコン~ - パソコンカフェ
ベーシックな空想自作PC構成
シンプルなPCパーツ構成でエントリーレベルの自作PCを組み立てるという、コンセプトです。パソコンを使うに当たっての基本性能、プレゼン資料作成、表計算でデータベース、グラフ作成、文書作成、ブログ作成、インターネットサイト閲覧、Youtube再生、動画配信サービス再生等、そこそこ使えるレベルの使用感。PCケースの大きさは、ミニタワーで考えます。ディスプレイ、キーボード、マウス、スピーカーは別途用意します。
インテルCPU仕様の空想自作PC
まずは、インテルのCPUを組み込む自作PCです。グラフィックカードを組み込まない仕様となると、ゲームソフトを動かすことは一応可能ですが、低解像でパフォーマンスに期待できません。また、一部のゲームソフトは、動作不可能の場合もあるでしょう。ミニタワーで組み込んだ自作PCの場合、対応電源とPCI Express 3.0 x16スロットが1本拡張可能であれば、グラフィックカードを増設できると思います。
ファンが3連あるハイエンドのグラフィックカードの拡張は無理かもしれませんが、GeForce GTX1660程度のボードであれば、電源容量が550W以上であれば、対応は可能だと思います。
- CPU:Core i3 8100 BOX
Celeron、Pentim Goldという、1万円以下のCPUもありますが、1万円台半ばのCore i3 8100(LGA1151 Coffee Lake-S 4コア/4スレッド 3.6GHz GPU:UHD630) が、コストパフォーマンスもいいと思います。 - CPUFAN:BOX付属品
Core i3 8100 BOX付属のCPUFANを使います。 - メモリー:PC4-19200(DDR4-2400) 4GB x 2
DDR4-2400 4GBを2枚組で。 - マザーボード:ASRock H370M-Pro4
インテルH370チップセット搭載のMicro-ATX。インテルLANチップを搭載しているマザーボードを選びます。 - SSD:Crucial BX500 240GB
容量は、240GB。メーカーは、Crucialを選択。 - 電源:ANTEC NeoECO Gold NE550G
電源容量は550W、80PLUS BRONZE以上、ATX電源。ケーブルが着脱可能な、モジュラータイプで。 - PCケース:Thermaltake Versa H17
メーカーにより、ケースデザインは様々ですが、ブラックのミニタワータイプを選択します。 - OS:Microsoft Windows10 Home 日本語版
マイクロソフト、パッケージ版を選びます。インストールメディアは、USBメモリです。
合計金額 61,000円台 (※現時点2019.05.16のオンライン価格調査)
AMD CPU仕様の空想自作PC
AMD CPUを組み込むベーシックな自作PCは、CPUに組み込まれているグラフィック内蔵型のAPUを使います。インテルCPUよりグラフィック性能が高いのですが、ソフトウェア動作については、メーカーのエビデンスを確認する必要があるかもしれません。
注意点として、AMD Ryzen5 2400Gもしくは、AMD Ryzen3 2200Gを組み込んだ場合、PCI Express 3.0 x16スロットに外部グラフィックカード拡張すると、x8動作になってしまいます。
- CPU:Ryzen5 2400G BOX
1万円台半ばのRyzen5 2400G(AM4 Raven Ridge 4コア/8スレッド 3.6GHz GPU:Vega 11) は、発売後、1年以上経ちましたが、自作派ユーザーには、今だ人気が高いCPUです。 - CPUFAN:BOX付属品
Ryzen5 2400G BOX付属のCPUFANを使います。 - メモリー:PC4-19200(DDR4-2400) 4GB x 2
DDR4-2400 4GBを2枚組で。 - マザーボード:ASRock B450M-Pro4
AMD B450チップセット搭載のMicro-ATXマザーボードを選びます。 - SSD:Crucial BX500 240GB
容量は、240GB。メーカーは、Crucialを選択。 - 電源:ANTEC NeoECO Gold NE550G
電源容量は550W、80PLUS BRONZE以上、ATX電源。ケーブルが着脱可能な、モジュラータイプで。 - PCケース:Thermaltake Versa H17
メーカーにより、ケースデザインは様々ですが、ブラックのミニタワータイプを選択します。 - OS:Microsoft Windows10 Home 日本語版
マイクロソフト、パッケージ版を選びます。インストールメディアは、USBメモリです。
合計金額 59,000円台 (※現時点2019.05.16のオンライン価格調査)
まとめ
自作PCで考えると、インテルCPUより、AMD CPUを選択した方が、コストを数千円程度抑えられます。
インターネットで掲載されている、PCパーツ情報メディアのベンチマークテストを見ていると、CPU内蔵のグラフィックパフォーマンスに関しては、AMD Ryzen5 2400Gに大変、強く魅かれます。BTOパソコンにも、AMD Ryzen5 2400G登載タイプモデルを販売しているショップがあります。