今回は、エンスージアストな性能の空想自作PCを考えていきたいと思います。
ハイエンドPCの上のグレード、エンスージアスト仕様、CPUは、コンシューマ系の最上位グレード、HEDT(ハイエンドデスクトップ)向けインテルCore Xシリーズを使う自作PCを構成します。10コア以上のメニーコアCPUは、コストパフォーマンスを追い求める一般ユーザーとは違い、特定のソフトを使う、コストよりも性能重視の特別なユーザーが求めるCPUです。
【 目次 】
HEDT向けインテル Core i9 9980XEを使うエンスージアストな空想自作PC
インテルのコンシューマ系最上位CPU、エクストリームエディション。Skylake X Refreshの最新モデル、Core i9 9980 Extreme Editionの組み込み自作PCを考えます。
インテル、Skylake-X Refresh LGA2066、Core i9 9980 Extreme Editionは、18コア、36スレッド、ベースクロック3GHz、ターボブーストは4.4GHzの仕様です。TDP165Wなので、水冷型CPUクーラー(12cmFAN x 3、ラジエーター、CPUブロック、ポンプ一体型)を使います。グラフィックカードは、NVIDIAのGeForce RTX 2080を選びます。マザーボードには、X299チップセット搭載ATXタイプ。PCケースは、ミドルタワーの大型タイプ。側面パネルが、ケース内部が見通せるガラス仕様タイプを選びます。
- CPU:Core i9 9980XE BOX
Skyklake-X Refresh、Core i9 9980 Extreme Edition(LGA2066 18コア/36スレッド) が、今の時点では、コンシューマ系最上位のメニーコアCPUです。 - CPUFAN:NZXT KRAKEN X72(簡易水冷型CPUファン)
CPUブロック、ポンプ、ラジエーターが、オールインワン型水冷CPUファンを選びます。 - メモリー:PC4-21300(DDR4-2666) 8GB x 4
DDR4-2666 8GBを4枚組で。 - マザーボード:ASRock X299 Extreme4
インテルX299チップセット搭載のATXタイプ。 - グラフィックボード:MSI GeForce RTX 2080 GAMING TRIO(8GB)
NDIVIAハイエンドグラフィックスボード。
- SSD:WD Black SN750 NVMe WDS500G3XHC(M.2 NVMe 500GB)
ヒートシンク付きの高速接続、M.2 NVMe 500GBを選びました。 - HDD:TOSHIBA MD04ACA400(4TB SATA600 7200rmp)
データドライブ用として。 - 電源:Corsair HX1000i
電源容量1000W、80PLUS PLATINUM EPS12V対応ATX電源。ケーブルが着脱可能な、フルモジュラータイプ。 - PCケース:NZXT H700i CA-H700W-BB
片面パネルガラス仕様、大型ミドルタワータイプを選択します。 - OS:Microsoft Windows10 Home 日本語版
マイクロソフト、パッケージ版を選びます。インストールメディアは、USBメモリです。
合計金額 490,000円台 (※現時点2019.05.30のオンライン価格調査)
空想自作PCまとめ
インテルCore Xシリーズ、コア数の多いCPU搭載されたシステムは、一般パソコンユーザーには、最上位クラスとなります。
画像処理、映像編集を多用する作業など、特定のソフトウェアを使用するシステムも、Core XシリーズCPU搭載ワークステーションとして自作もできるでしょう。
インテル Core i9 9980 Extreme Edition等、Core XシリーズSkylake-X RefreshのCPUは、TDP165Wもあり、電源、CPUFAN、PCケース、ケース内エアフローにも気を付ける必要があります。
PC自作派も、安全にシステムを組み立てるには、エンスージアストの力量が、必要とされるしょう。
AMDのHEDT向け、Ryzen Threadripper 2990WX(32コア 64スレッド TDP250W)を搭載するBTO PCなど、一般のPC自作ユーザーには難しいパーツ構成のシステムを販売しているBTOパソコンショップもあります。
次回は、 Core i9 9980 Extreme Editionを搭載したカスタムPCを見ていきたいと思います。