今回は、スタンダードな性能の空想自作PCを考えていきたいと思います。
Core i5か、Ryzen 7のCPUと、ミドルレンジのグラフィックカード、マザーボードもATXタイプを組み合わせたPCパーツ構成で、スタンダードレベルの自作PCを組み立てるという、コンセプトです。
プレゼン資料作成、表計算でデータベース、グラフ作成、文書作成、インターネットサイト閲覧、Youtube再生、動画配信サービス再生等は基より、ゲームソフトにも対応したスタンダードレベルの使用感を目指します。
PCケースの大きさは、自作の標準、ミドルタワーです。
ディスプレイ、キーボード、マウス、スピーカーは別途用意します。
・スタンダード仕様の空想自作PC
※ディスプレイ、キーボード、マウス、スピーカーは別途用意。
スタンダード
・CPUは、インテル Core i5 or AMD Ryzen 7。
・CPUFANは、CPU BOXの付属品 or 空冷サイドフロー型。
・メモリー容量は、8GB or 16GB。
・ビデオカード NVIDIA GTX1660 or RTX2060
・ストレージは、SDD、240GB or 500GB。
・電源は、600Wから750Wまでの間。
・PCケースは、ミドルタワー。
・OSは、Windows10 Home。
自作パソコンを空想する #3 ~自作PC構成とBTOパソコン~ - パソコンカフェ
【 目次 】
インテルCPU仕様の空想自作PC
インテルのCPUを組み込む空想自作PCは、CPUにCore i5を選びます。第8世代Coffee Lake-S、第9世代Coffee Lake-S Refreshの何れかを使います。
グラフィックカードは、NVIDIAのGeForceのミドルレンジを拡張。マザーボードには、Z390チップセット搭載ATXタイプ。
PCケースもミドルタワーになると、静音重視タイプ、ゲーミング系デサイン、側面ウィンドウがアクリル仕様、ガラス仕様など、種類も豊富です。
- CPU:Core i5 8400 BOX
第8世代Coffee Lake-S、2万円台半ばのCore i5 8400(LGA1151 Coffee Lake-S 6コア/6スレッド 2.8GHz/TB4GHz GPU:UHD630) が、コストパフォーマンスもいいと思います。 - CPUFAN:BOX付属品
Core i5 8400 BOX付属のCPUFANを使います。CPUのTDPも65Wなので、リテールFANでいいと思います。 - メモリー:PC4-21300(DDR4-2666) 8GB x 2
DDR4-2666 8GBを2枚組で。 - マザーボード:ASRock Z390-Pro4
インテルZ390チップセット搭載のATX。インテルLANチップを搭載しているマザーボードを選びます。 - グラフィックボード:ZOTAC GAMING GeForce GTX 1660 6GB GDDR5
NDIVIAミドルレンジグラフィックス。
- SSD:Crucial BX500 480GB
容量は、480GB。メーカーは、Crucialを選択。 - 電源:ANTEC NeoECO Gold NE650G
電源容量は650W、80PLUS BRONZE以上、ATX電源。ケーブルが着脱可能な、モジュラータイプ。 - PCケース:ANTEC P7 Silent
静音性の高い、ミドルタワータイプを選択します。 - OS:Microsoft Windows10 Home 日本語版
マイクロソフト、パッケージ版を選びます。インストールメディアは、USBメモリです。
合計金額 110,000円台 (※現時点2019.05.21のオンライン価格調査)
AMD CPU仕様の空想自作PC
AMDのCPUを組み込む空想自作PCは、CPUにRyzen 7を選びます。インテルのCore i5より、コア数、スレッド数が多くなります。クロックもアンロック仕様です。
グラフィックカードは、NVIDIAのGeForce GTXのミドルレンジを拡張。マザーボードには、B450チップセット搭載ATXタイプ。
PCケースは、ミドルタワー、静音重視タイプを選択します。
- CPU:Ryzen 7 2700 BOX
2万円台半ばのRyzen 7 2700(AM4 Pinnacle Ridge 8コア/16スレッド 3.2GHz/ブーストクロック4.1GHz) は、コストパフォーマンスもいいと思います。 - CPUFAN:BOX付属品
Ryzen 7 2700 BOX付属のCPUFANを使います。 - メモリー:PC4-21300(DDR4-2666) 8GB x 2
DDR4-2666 8GBを2枚組で。 - マザーボード:ASRock B450 Steel Legend
AMD B450チップセット搭載のATXマザーボードを選びます。 - グラフィックボード:ZOTAC GAMING GeForce GTX 1660 6GB GDDR5
NDIVIAミドルレンジグラフィックス。
- SSD:Crucial BX500 480GB
容量は、480GB。メーカーは、Crucialを選択。 - 電源:ANTEC NeoECO Gold NE650G
電源容量は650W、80PLUS BRONZE以上、ATX電源。ケーブルが着脱可能な、モジュラータイプ。 - PCケース:ANTEC P7 Silent
静音性の高い、ミドルタワータイプを選択します。 - OS:Microsoft Windows10 Home 日本語版
マイクロソフト、パッケージ版を選びます。インストールメディアは、USBメモリです。
合計金額 110,000円台 (※現時点2019.05.21のオンライン価格調査)
まとめ
自作PCの場合、CPUは、同価格帯で考えると、インテルCPUのCore i5より、AMD CPUのRyzen 7の方が、性能が高くなります。コア数、スレッド数、それと、クロックもアンロック仕様になります。
空想自作PCのスタンダード仕様の場合、予算も10万円台となり、PCパーツの選択肢が非常に広がります。先進的な新製品PCパーツはフィードバックが足りず、自作PC組み込みに関して、商品の情報収集が難しい側面があります。PCパーツは発売後、数ヵ月待てばフィードバックも溜まります。また、組み込みPCの場合、パーツの相性の問題にも気を付けたいと思います。
組み込みパーツの自由度は高いが、サポートは自分自身で、というところが、自作派の取り払えない壁です。